1948-06-07 第2回国会 参議院 決算委員会 第20号
尚製絲業整備資金及び帝國蠶絲組合の融資辨償金肩替の件につきまして、これは昭和七年の蠶絲恐慌の結果生じましたものでありまして、生絲恐慌に際しましての絲價對策は、第一次大正四年及び第二次大正九年の帝國蠶絲株式會社が所期の目的を達成いたしました上に、それぞれ剰餘金を生じましたので、これを政府竝びに關係團體に寄附を行つたのでありますが、第三次昭和四年には前二回のような效果はなく、遂に絲價安定融資補償法等等一連
尚製絲業整備資金及び帝國蠶絲組合の融資辨償金肩替の件につきまして、これは昭和七年の蠶絲恐慌の結果生じましたものでありまして、生絲恐慌に際しましての絲價對策は、第一次大正四年及び第二次大正九年の帝國蠶絲株式會社が所期の目的を達成いたしました上に、それぞれ剰餘金を生じましたので、これを政府竝びに關係團體に寄附を行つたのでありますが、第三次昭和四年には前二回のような效果はなく、遂に絲價安定融資補償法等等一連
次に政府委員にお伺いいたしたいことは、私の地方には非常に大きな製絲業組合があるのでありますが、これは農業會ではなしに産業組合法によつてできておるのであります。
私の地方にあるのは何十ヶ町村の連合の厖大な、日本における最も大きな製絲業の組合連合會でありますから、そういうものが今現在農業會を單位にしておるのでありますけれども、農業會解體後に將來農業協同組合連合會、これに乘り替えることができるかどうか、これをお伺いしたいのであります。詰り協同組合連合會を經營事業に乘り替えることはどうかということです。
○平野國務大臣 特に蠶絲業、製絲業が從來やつてきたその型をそのまま發表せられまして、かような形であれば獨占禁止法に觸れるではないかというお問いであるとすれば、これは確かに獨占禁止法に觸れる形と言わざる得ない。しかしこの際はつきり申し上げておきたいと思うことは、先刻申し上げたように、この協同組合の根本精神に從つて、眞に自主的な協同經營を行う。
特にわれわれ関係のあります製絲工場の平均賃金が非常に低位にあることを承知しておるのでありますが、こういつた問題については、現在の製絲業が非常に重要な立場にあるというやうなことは別問題といたしましても、製糸工場が非常に低位にあるということは、その都度業者その他からもお話があつたことと思いますが、そういつた特殊なものを非常に特別扱ひをやつておるのではないか、こういうふうに考えるのでありますが、そういつたことが